- 2008年4月29日 08:07
- Review
セロン・Q・デュモン 『集中力』
集中力とは、終始一貫して、心の強さ以外の何物でもありません(本文より)
自分は集中力に欠ける所がある、とは常々思っていたところだが、じゃあ一体どうすれば改善されるのか、と思って本書を読んでみた。
しかし、改善するために読もう、と言えば聞こえはいいが、実際の所「本読めば俺も集中力ついちゃうかな」、という甘ったれた思想があった。
そこに上記引用文の一撃である。
自分にとって、それだけでもうこの本は読む価値があったといえるだろう。
本書では、まず集中力とはどのような力で、それが何をもたらしてくれるのか、を説明した後、実際に集中力を身に付けるためにどのようなイメージを積んでゆくかが紹介されている。
その中で、集中力を高めるエクササイズが紹介されているが、これは中々に有効だ。
その中の一つを紹介しよう。
試しに今、この記事を読んだり音楽を聴いたりしている全ての動きを止め、リラックスした状態で全く微動だにせず5分間椅子に座ること「だけ」に集中してみよう。座っていてどこかに力が入っていると感じだたら、無意識的にどこかに力が入ってしまっていたら、もう一度リラックスしなおそう。とにかくただ座るということ「だけ」に集中するのだ。
5分後にはとても落ち着いた自分がいるだろう。
これを日ごろ繰り返し、15分間座っていられるようになるまでトレーニングを積むのだ。
集中した状態に入るまでの時間が今までよりも断然早くなるはずだ。
このように、本書は集中力について、その概念から実践的なエクササイズまで、20のレッスンで構成されている。
集中するに際して、自分なりの儀式ややり方がある、と言う人は流し読み程度でいいだろうが、どうにも集中するのが苦手だ、という人にはオススメする。
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